病理医を
めざす方へ

医学部学生の方へ

メッセージ

皆さんは飛行機で旅行することがありますね?たくさんの乗客の命を預かるパイロットが、混雑する空港周辺や予測不能な状況に遭遇したときの緊張は計り知れません。
そうしたとき、どんなベテランでも必ず頼りにするのが航空管制官や運行管理者です。
地上のパイロットとも呼ばれる彼等らは常に地上ですべてのフライトに対し冷静に目を配っています。
いつ何時、どのパイロットから助言を求められても瞬時にベストアンサーで応えます。乗客から顔や姿は見えないし、声すら聞こえず、乗客から直接「ありがとう」と言ってもらえることもありません。
それでも彼等はプロとしての判断力や知識、技術をさらに磨いて、すべてのパイロットたちからの絶大な信頼に的確な判断と助言で応えます。

病院のなかの病理医の仕事はこれに似ています。
病理診断は病院診療の管制情報です。専攻医となってきちんとトレーニングを受け、目的をもって病理学を学ぶことによって、皆さんも病理診断を通じて多くの診療科の医師からの信頼に応え、患者さんをベストランディングに導くプロの管制官として成長できるのです。

授業や実習の病理学とは臨場感が違います。北大の皆さんはもちろん、他大学の皆さんもぜひ一度見学においでください。

病院見学を希望される医学部学生の皆さんはこちらへ(臨床研修センターからのご案内)

研修目標

北海道大学医学部医学科の場合、「全科臨床実習」(4年次の第二学期から)、「長期選択実習」(6年次第一学期)が行われ、それぞれ1週間、6週間をかけて当科で実習します(平成29年度現在)。
一般目標:医療現場における病理診断の重要性と実際を学びます。

実習内容:手術検体の切り出し、鏡検、病理診断報告書(原案)の作成を体験します。また、科内の診断検討会、剖検症例検討会への参加、各種レクチャーに出席します。「長期選択実習」においてはスタッフとともに生検診断を担当し、市内の基幹病院への院外実習も行います。

臨床実習プログラムの例(平成29年度「全科臨床実習」の場合)

9:00~
オリエンテーション
9:30~
剖検検討会[医学研究院病理学講座(分子病理あるいは腫瘍病理学教室)で実施]
13:00~
細胞診検討会
13:30~
セミナー/ミニレクチャー/切り出し
9:30~
診断検討会
13:00~
細胞診検討会
9:30~
診断検討会
13:00~
細胞診検討会
14:00~
セミナー・病理部内見学ツアー
9:30~
診断検討会
13:00~
細胞診検討会
9:00~
症例発表/レポート提出

オリジナルテキスト「北海道大学病院・病理診断科/病理部BSTガイド」を全員に配布し、これに従って実習します。