病理医を
めざす方へ

病理専門医をめざす臨床研修医の方へ

メッセージ

北海道大学病院病理診断科/病理部では、病理専門医を志す後期研修医(=専攻医)に対して専門研修プログラムを提供しており、これまでにも多くの病理専門医を輩出してきました。医療現場に大きく貢献する広い知識と高い専門性を兼ね備え、常に診断学を追求する姿勢で症例経験に基づいたクリニカル・クエスチョンを発見し、自ら解決するためのリサーチマインドとスキルを持った病理専門医を育成することが、本専門研修プログラムの理念です。

本専門研修プログラムでは、豊富な指導教官による充実した指導と多彩な症例を経験することにより、確実な診断を行える技能を習得することに重きを置いています。一人の専攻医を常に複数の指導医が指導・評価することで、専攻医の技能習得状況を正確に把握しながら、偏りのない内容で適切な症例数を提供することで、各専攻医を信頼に足る病理専門医へと確実に育成することを目指しています。専攻医は随時募集しています。詳しい情報は病理診断科までお問い合わせください。

お問い合わせ先
病理診断科・外丸 (内線5716)
byouribu@med.hokudai.ac.jp

北海道大学病理専門研修プログラムの内容と特色

経験できる症例数と疾患内容

組織診断や迅速診断に関しては、受験資格要件となる症例数の2倍以上の症例を経験可能です。不足が懸念される解剖症例に関しては、経験症例数の少ない専攻医に優先的に割り当て、基幹施設以外にも解剖を経験できる連携病院を有効活用することにより、十分な症例数を用意することが可能です。

カンファレンスなどの学習機会

個々の症例の診断を通じて知識を蓄積していくことにより、診断に直結した形で学ぶ一方で、各種のカンファレンスや勉強会に参加することにより、希少症例や難解症例に触れる機会が多く設けられています。各サブスペシャルティ(リンパ腫、肺、胆膵、軟部腫瘍、小児病理、脳腫瘍)を有する病理専門医からの直接指導が受けられます。更に、定期的なレクチャーにより、専門的な知識の整理・習得が可能です。

地域医療の経験(病診・病病連携など)

病理医不在の病院への出張診断(補助)、出張解剖(補助)、迅速診断、標本運搬による診断業務等の経験を積む機会を用意しています。

学会などの学術活動

専攻医は病理学会総会における発表を必須としています。また、解剖症例に関しては、報告書を作成するだけでなく大学機関誌への掲載が義務づけられていることから、これらの中から学術的に意義深い症例は外部雑誌への投稿を推奨しています。

研修プログラム

北大病院病理診断科専攻医募集に関するご案内・北海道大学病理専門研修プログラムの詳細は別項「北海道大学病理専門研修プログラム」を御覧ください。

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